移植治療は白血球を減少させる。白血球が減少すると、体内に入ってくる細菌やカビを退治する力が弱くなるため感染しやすくなる。感染予防のために移植病棟の病室(無菌個室)に缶詰になるのだが、それだけでOKではなく、口内炎予防など患者としてもいろいろな事に気を付けなければならない。白血球がどれくらい減るのかは別の記事を参照ください 自家移植後の薬剤副作用(腎機能障害) – CAR-Tで悪性リンパ腫寛解 (positive-enma.com)
自家移植入院初日に歯科口腔外科へ行くように言われ、歯科医の診察と歯科衛生士の指導をみっちりと受けた。移植治療中に口内炎になる患者がとても多いのと、ひとたび口内炎になってしまうと中々治らないので、予防策を徹底することの指導なのだそうだ。治療中も定期的にチェックをして貰えた。病室に戻ってから本当に口内炎になる事が多いのか、口内炎になってしまうとどんな具合なのか、移植治療患者のブログをチェックしてみた。口内炎について書いている悪性リンパ腫患者のブログはなかなか見つけられなかったが、白血病患者のブログを見つけた。記憶が定かではないが、どこかの社長さんで、最短で復帰できるように・体力を落とさないように、病院食も完食するなど頑張っていたが、運悪く口内炎になってしまい”痛い・食べられない”という苦しみを相当な期間耐えなければならなかった、といった事が書いてあった。
気を引き締めて口内炎予防に取り組んだ。第一の基本はうがいで1日8回(起床後、三食の前後、就寝前)。歯科口腔外科で出してもらったネオステリン®グリーンでせっせとうがいをした。第二はマウスジェルとマウスリンス。移植治療中はとにかく乾燥する。肌も乾燥するが幾分遅効的で、口の中の乾燥の方が先に自覚する。入院初日に歯科口腔外科で指導を受けたので、売店でConCoolマウスジェルとマウスリンスを購入し、結構頻繁に使用した。どちらにも保湿剤(ラクトフェリン)湿潤剤(ホエイタンパク配合)が入っており、口の中が渇いたな~と思ったら適宜口に含んだ。
お陰で口内炎にはならなかったが、口の中が切れる事は何度かあった。そもそも部分入れ歯が2か所あるのと、歯のかみ合わせなのか形状が原因なのか分からないが、もともと頬っぺたの内側に線の様な跡がある。口の中が湿っている時は良いのだが、乾燥が激しいと口を開けたりして動かしたときに歯に密着していた口の中の粘膜の一部に亀裂が入ってしまう。とにかく口の中なので自然治癒を待つしか無いのかと思いつつ看護師さんに聞いたところ、アズノール®軟膏という魔法の薬を持ってきてくれた。チューブには炎症性皮膚疾患治療薬と書いてあるのだが、口の中でも身体の皮膚でも切れたり擦り剝けたりしたところに塗れば、効果てきめんすぐ直ってしまう優れものなのだ。特に口の中に塗れてすぐ効く薬というものを知らなかったので、まさに魔法の薬と感激した次第。
入院中の食事については別の記事で触れようと思うが、移植治療中は頑張って食べるという事を放棄した。治療中は移植食(食品全てに熱を通した食事)となり、生もの(野菜サラダ等)は出てこない。また、摂取してはいけないもの(グレープフルーツ果汁が含まれるもの、乳酸菌飲料・ヨーグルト製品、輸入ミネラルウォーター等)も多いが、それが頑張らない原因ではない。単に食欲が沸かないのである。治療に入る前に主治医より”食欲なくなったら頑張って食べなくてOK 必要な栄養は点滴でするので早々にギブアップしてもらってOK”と言われていたので、本当に早々にギブアップした。お腹が空いてどうしようもない!というなら別だろうが、医師の指示で一般病室に移る迄は無菌病室から一歩も外に出れずに1ヵ月内外過ごす訳で、それほど空腹も覚えない。頑張って食事して、その最中に口の中の粘膜を傷つけたり、口内炎にでもなったら目も当てられない。頑張らず早々にギブアップしたことも口内炎予防に役立ったと思っている。
この記事のポイント
口内炎予防-①1日8回のうがい②マウスジェルとマウスリンス③早めに病院食をギブアップ
ネオステリン®は病院向け専用の様ですが、マウスジェルとマウスリンスのConCoolにはうがい液もあり自宅療養中はこちらを使ってました。ConCoolの商品サイト製品情報一覧TOP (weltecnet.co.jp)
ネオステリン®グリーンうがい液 くすりのしおり® くすりのしおり | 患者向けわかりやすい情報 (rad-ar.or.jp)
アズノール®軟膏 くすりのしおり くすりのしおり | 患者向けわかりやすい情報 (rad-ar.or.jp)
アズノール®軟膏と同じ成分の市販薬は無いようですが、このような記事を見つけました。もう少しで病院でもらった軟膏が無くなってしまうので、紹介されている薬を試してみようかとおもっています。皮膚の炎症やかぶれに使用するアズノール軟膏に市販薬はある?アズノール軟膏にはステロイドは含まれる?|【公式】SOKUYAKU











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