1年寛解継続-おかえりなさい血小板

悪性リンパ腫(DLBCL)治療終了12ヵ月目の経過観察(8月18日)前週のPET-CT画像含め再発を疑うような兆候なく寛解継続との事であった(やったー!)。嬉しい事はもう一つ、1年振りに血小板が下限を上回り正常域に入った(おかえりなさい私の血小板‼)。血色素量・IgG(免疫グロブリン)・クレアチニン(腎臓機能)の値は相変わらずのレベル。

PET-CT画像診断

再発した時、膝から足首にかけて腫瘤が発生した経緯があり通常鼠径部あたりから上を撮影するようだが、私の場合まさに頭のてっぺんから爪先迄全身を撮って評価してもらっている。脳と膀胱周辺を除いて光っている箇所があると要注意という事になる。6か月前の評価の際は肩の辺りが光っていて”何か問題発生?”と内心動揺していたところ、『俗にいう四十肩・五十肩ですね』と正に肩透かしを食らったが、今回はふくらはぎ辺りにうっすら筋肉痛があるだけで、頭から足の指迄クリアに何も光っていなかった。身体に異常を感ずることは何も無いが、こうして画像で確認できると何だが嬉しさ倍増な感がある。

血液検査結果

2021/8/18 結果判定上限下限
WBC(白血球)10*3/μL6.2 8.63.3
HGB(血色素量)g/dL12.8L16.813.7
PLT(血小板)10*4/μL18.5 34.815.8
IgG(免疫グロブリン)mg/dL320L1747861
血液検査 懸案項目抜粋

1年前の治療終了後、早々と回復した白血球に遅れること6か月で血小板が正常域内に回復した。長らく下限近くをうろうろしていたので、この1ヵ月での急回復にはややびっくり。同様な動きをしてきている血色素量もやがて回復してくれるのだろうか?

          やっと正常下限を上回った血小板
      血色素量は下限値の下をうろうろ 頑張れ!血色素量

患者である私が催促するまでPETーCT検査結果の説明を忘れていた主治医が注目していたのは血小板の回復の様で「未だ血液の回復が続いていますね!」というのが診察の第一声だった。治験ではなく正式診療になってからこの病院でCAR-T治療を受けた6番目の患者なので、同時期に治療を受けた他の患者さん同様、私に関するデータは先生方にとって貴重な資料であることは理解しているが・・・知りたがり屋であるので、血小板だけ急回復の理由を知りたいものだが恐らく先生方も分からないであろうと思い質問することを直ぐに忘れてしまった。

免疫機能と新型コロナワクチン効果について

                赤色の矢印=成分輸血(献血ポリグロビン)

血液検査結果の表に記載した通りIgGの値は前月より低下し400を切ってしまった。このグラフからも明らかな通り、400を切る→成分輸血→400回復→輸血なし→400を切る→成分輸血というサイクルから抜け出せずにいる。1年前に輸注を受けたCAR-T細胞が未だに元気である証拠という事なので、寛解継続に大いに役立ってくれている事は確かだが、IgGの正常下限が861という事を思い出すと何とも言えない気分でもある。

8月4日に2回目の新型コロナワクチン(ファイザー)を受けた。ワクチン接種後に抗体がどれくらいできているか有料で調べられると多くの医療機関が宣伝しているので、抗体を調べる事に意味があるか質問してみた。結論から言うと、”意味無し”であった。先生のコメントは大きく分けて2つの事柄で、① 免疫の低い状態でどれだけ抗体ができているかは医師として興味はあるが、”罹患しない抗体数”というのがあるわけでは無い。また、抗体以外のリンパ球の働き等複雑なメカニズムが関係する事なので抗体の値だけ調べる意義は感じられない ② 調べた結果抗体の値が低くても追加のワクチンを受けられる訳ではないー確かにそうだ・・・自分としては「一体どれくらいの抗体ができているのか?」知りたい気持ちは結構あったが、確かに調べた結果に対応する策は何も無くso what? で終わってしまう事は目に見えている。興味本位で無駄遣いをするところだった。

元気を貰った話

経過観察で通院する際いつもは悪性リンパ腫を担当されている主治医の診察を受けるのだが、治療後半年・1年というタイミングでは、CAR-T治療のフォローという意味合いで白血病を担当されている別の医師の診察も受ける(B病院ではCAR-T輸注は白血病チームの担当になっているため)。半年ぶりにお会いしたせいか、私の質問と先生の答えがずれてしまったお陰で元気のでる事柄を知れた。質問は(この病院で)CAR-T治療で治った人は皆寛解が続いていますか?というものだったが、滑舌が悪かったのか先生のお答えが「はい、ご存知だと思いますが、あの有名な白血病の少女は10年単位だと聞いています」・・・・? で、帰宅してから調べたところ急性リンパ性白血病(ALL)を患った米国の少女がCAR-Tで寛解、5年後も元気にしているという2017年の日経新聞の記事がヒットした。ちょっと古い記事だったので少女の名前(Emily Whitehead)で検索したところ、現在も元気だという事が確認でき”10年単位”の内容が理解できた(英語のサイトです)。このブログでも書いた通りCAR-Tについてはそれなりに調べたつもりだったが、悪性リンパ腫での実績等に注意が言ってしまってこのストーリーに気付かなかったのかもしれない。ALLの患者さん・親御さんには有名なお話なのでしょう。病気は違えど同じCAR-T治療を受けた身として、励みになる話だと思うので触れてみました。

先月の経過観察については別記事を参照ください血液検査(11ヵ月目)・CAR-T治療の現状 – CAR-Tで悪性リンパ腫寛解 (positive-enma.com)

エミリー ホワイトヘッドさんについての日経記事 難治白血病から9割生還: 日本経済新聞 (nikkei.com) 彼女の名前を冠した財団のHP Our Journey | Emily Whitehead Foundation

ALLについてがんセンターの説明 急性リンパ性白血病/リンパ芽球性リンパ腫:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ] (ganjoho.jp)

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