自家移植

Dialysis machine while in operation in the intensive care unit.

2020年2月3日に3回目のR-ESHAP療法が終わり4日に脳MRI検査を受けてから一旦退院。自家移植治療のための入院前にPET-CT検査を受けた。自家移植を受ける前に全身状態の確認をする為とのことで、R-ESHAP療法が効いたのかどちらの検査でも目に見えるがんは無いとの結果だった。

2月17日に入院、25日の移植日に向けた準備が始まった。移植日8日前より支持療法と呼ばれる薬の服用が始まった。

支持療法作用
バラシクロビル錠11感染したウィルスが増えるのを抑える
レボフロキサシン錠1 いろいろな菌による炎症、化膿、感染症を抑える
フルコナゾールカプセル2 体の中に感染した真菌がふえるのを抑える

続いて移植前6日目から前処置療法と呼ばれる抗がん剤治療が始まった。これは通常の化学療法よりも多量の抗がん剤を使って腫瘍細胞と骨髄にある細胞をできる限り無くすことを目的としている。使用される抗がん剤の組み合わせが何種類かあるようだが自分の場合はMEAM療法が用いられた。

MEAM療法(前処置療法)19日20日21日22日23日24日25日
薬品名製品名-6-5-4-3-2-10
メルファランアルケラン      
シタラビンキロサイド   
エトポシドペプシド  
ラニムスチンサイメリン      
デキサメタゾンデキサメタゾン 

前処置療法で使用した抗がん剤が血液中から無くなるまで24時間以上待ってから自家移植が行われた。移植と聞くと手術をイメージするが、自家移植は前もって自分の血液から取り出し冷凍保存された造血幹細胞を解凍し輸血のように点滴で戻すもの。

強烈な抗がん剤による前処置により移植時には白血球は略ゼロになっている。移植した細胞が骨髄で新しい細胞を作り始めているかどうかを確認するための検査がなされる。白血球に含まれる好中球が500/μL以上になった日を生着日、その状態が3日続いたら3日目が生着確認日となり、その他問題がなければ無菌病室から一般病室に移る事ができる。移植から生着確認迄およそ2週間と病院でもらったパンフレットに書かれていたが、自分の場合は移植後11日目で生着確認となった。

同じくパンフレットに移植時の副作用として抗がん剤による副作用-各種臓器障害(粘膜、心臓、肝臓、腎臓)、輸注による副作用(低酸素血症、呼吸不全、血圧低下)等といろいろと怖そうなものが書いてあったが、前処置療法から自家移植まで全く副作用は無く順調そのものであった。が、その後思いもよらぬものが原因で七転八倒する事になったのだが、そのことについては別の機会に書くことにする。

この記事が治療全体のどの部分にあたるかはこの記事を参照してください再発診断からCAR-T迄の大まかな流れ – CAR-Tで悪性リンパ腫寛解 (positive-enma.com)

同種移植を含む造血幹細胞移植全体については国立がん研究センターの説明が患者にとって分かり易いとおもいます。自分は分からない事・知りたい事があるといつも参照していました→ 造血幹細胞移植とは:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ] (ganjoho.jp)

この国立がん研究センターの説明でいうとフル移植を受けたのですが、強い抗がん剤を使う治療のため”50-55歳の全身状態が良い患者のみ”が対象と書いてあることに今更気が付きました。大分年齢オーバーだったのですが無事に済んで良かったと改めておもいました。

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