経過観察15ヵ月目:血球変化なし・腎機能改善継続

CAR-T治療ご15ヵ月目の経過観察でB病院に行ってきました。わずかな差ですが血小板が正常域内に戻りました。血色素量(ヘモグロビン)は相変わらず正常下限手前で停滞しています。免疫機能(グロブリンIgG値)は先月の輸血効果でこれ迄と同様の回復を見せました。1日当たりの蛋白摂取量を50g以内に納め、1.5リットルの水を飲む生活も満2か月を経過しました。その結果腎機能の値(eGFR)が引き続き改善しました😊

血球・免疫グロブリン(IgG)

2021/11/18 結果判定上限下限
WBC(白血球)10*3/μL5.9 8.63.3
HGB(血色素量)g/dL12.8L16.813.7
PLT(血小板)10*4/μL17.6 34.815.8
IgG(免疫グロブリン)mg/dL405L1747861

時系列グラフで見た方が早いと思いますが、白血球:引き続き正常域内 血色素量:CAR-T治療後15カ月間正常下限を下回ったまま(直近半年位は下限に近い所に居るけれど・・)血小板:正常下限を上下に移動 IgG:輸血すると50位上がり、しないと50位下がるということの繰り返し といった事が続いています。

自家移植 vs CAR-T

主治医の先生が最近米国医師とCAR-Tに関して話をする機会があったとの事だったので少しお話を伺いました。 

私:米国にも私の様に免疫が低いままの患者はいるのですか?

先生:そのようですね、尤もCAR-T治療を受けた患者さんの数も桁違いに多いですが・・。あなたの場合は自家移植後直ぐにCAR-T治療を行った為、骨髄へのダメージが大きかった事が免疫回復遅れの最大の要因だと思われます。

私:米国はCAR-T治療のサンプルが多い訳ですが、どれくらいで免疫が回復しているか等のデータはありますか?

先生:米国は自家移植を行わずに再発→CAR-Tというケースが主流になっているので、データがあっても参考にならないと思います。日本でも自家移植をバイパスしてCAR-T治療を行う事で、再発患者の体力の消耗を回避すべきとの考えも大分出てきてますが、健康保険財政的には自家移植で治る患者がいる以上自家移植をすべきという事になるので、難しいところです。CAR-Tが安くなれば話が変わる可能性はありますが・・・・

何とかならないですかね?製薬会社さん。対象となる血液ガンの再発患者にとっては希望の星のような治療法なので、自家移植で骨髄機能や体力を損なうことなしにCAR-T治療を受けられる様になることを切に願う次第です。

もう一つ話題がありました

先生:IgGが400を切ったら輸血という方針でやっていますが、米国では輸血をしないそうです。輸血の医療費が高い事が理由だそうです。伝染病が流行っていない状態ならば200あれば大丈夫だという考えもあるので、新型コロナ第6波の様子を見てから判断しましょう。

私:確かに輸血(献血ポリグロビン)がある時と無い時では本人負担の医療費が大分違いますが、、、、(多少高くても免疫が低いのは心配なので輸血をお願いします・・・・心の声)

腎機能 (eGFR)

DLBCL再発標準治療である自家移植治療時の抗生剤が身体に合わず腎機能が低下してしまいました。2か月前の経過観察で腎機能の値が悪化しているとの指摘を受けて急に真剣に取り組み始めた経緯は前月経過観察時に書いた通りです。経過観察14ヵ月目-血小板・免疫 ともに低下、腎機能若干改善 – CAR-Tで悪性リンパ腫寛解 (positive-enma.com)

改めて慢性腎臓病の重症度のチェック表を掲載します。前々月のブログでも掲載しましたが今回はより詳しい表にします。家人が購入してくれた「東京逓信病院のおいしい腎臓病レシピ:主婦の友社」 東京逓信病院のおいしい腎臓病レシピ – 株式会社 主婦の友社 主婦の友社の本 (hondana.jp)にも掲載されていますが、下の表は旭化成ファーマ社のサイトより拝借しました 腎臓病:診断とステージ|患者・ご家族のみなさま向け|旭化成ファーマ (asahikasei-pharma.co.jp)

血液検査で分かるGFR値と尿アルブミン・尿蛋白、3つの要素の組み合わせで重症度を判断するそうです。私の場合は尿アルブミン・尿蛋白ともに正常でGFR値が45~59ですので(A1G3a)黄色のところに該当します。

上のグラフはCAR-T治療後のeGFR値の推移です。赤い点線楕円で囲んだ3つの青点が腎臓対策を実施している期間の数値です。”このままでは不味い”と深く思った出発点の数値が45.9、対策を始めた4週間後が50.7,それから5週間(通算9週間)後が54.9と改善が続いています。60を超えると上の重症度チェック表で緑のステージに入れます。”一旦低下した腎機能は元に戻らない”という事を専門医に言われた様な記憶があるのですが、抗生剤による薬害後に60を超える数値の時期もあったので希望を持って、蛋白摂取量の制限・水分摂取量の達成・標準体重の維持 を継続する所存です。

最後までお読み戴きありがとうございました。

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