経過観察44か月目:CAR-T量が判明!輸血のお陰?麻疹抗体十分

2か月ぶりの経過観察でした。今回はCAR-T量・DLBCL難治性患者への治療法の取り組み状況等いろいろと教わってきました!

血液検査結果

血算

血算(4/10)結果下限値上限値
白血球8.03.38.6
血色素量13.613.716.8
血小板21.515.834.8
いつも通りの結果。血色素量が少しだけ足りない。

免疫グロブリン

2023年1月以降ずーっと輸血ラインを下回っています。IgG値が上がる傾向は見られませんが、2か月間隔が空いても以前ほどは下がらなくなったのかな?と思っています。

CAR-T量が判明! 同じ治療を受けた人の10倍!

治療後2年当りから半年毎に研究用の血液を提供しています。ま、採血時の試験官本数が多少増えるだけですが。初回の時に”CAR-T量”が分かったら教えますね”と言われました。その後1年間位は何時教えてもらえるのか?と思っていました。が、”検査機関がコロナで多忙”と言われそれからは忘れていました。

なので、全く想定していませんでしたが、今回12月の結果を教えていただきました。”CD3陽性細胞中のCAR-Tは0.046%です”というのが結果でした。???ですよね。先生の解説によると”CAR-T治療で寛解した患者の平均が0.004%位なので、ワンオーダー多い”という事だそうです。

10倍多い!ほぼ4年経過しているのに?・・海外論文では治療2年後当りから免疫が回復する例が多いらしいのですが、私は一向に回復しない理由が明確になりました。想定から外れた患者のデータが医療の発展に貢献することを願うばかりです。

DLBCL初発からCAR-T/BiTe抗体

初発からCAR-T

難治性が予見されるDLBCL初発患者に対し、R-CHOPを止めてCAR-T治療に移行するという臨床試験が行われているそうです。ダブルヒット等遺伝子異常の方などが対象になるのでしょうか? 化学療法が効かないから再発したのに、自家移植という大量抗がん剤治療を受けた患者として、そうした選択肢が増える事を切に望みます。体へのダメージが全く違います。

BiTe抗体 (二重特異性T細胞誘導抗体)

再発CAR-T患者の治療にBiTe抗体が用いられているそうです。CAR-Tの様に事前に患者のT細胞を取り出す必要がなく、すぐに投与できるものなのだそうです。抗体なので減っていくため、毎月輸注を受ける必要があるそうです。4年前に”CAR-Tで治らなかった時の治療法は?”と質問しました。当時は「同種移植」しかお答えが無かったと記憶しています。新しい治療法が出来て、選択肢が広がるのはとても良いことですね!

なお、CAR-Tの製造自体にかかる日数も4週間から2日に短縮されているそうです。

ご参考:CAR-T細胞療法と新免疫療法薬エプキンリ 再発・難治性悪性リンパ腫の最新治療 | がんサポート 株式会社QLife (gansupport.jp) 二重特異性T細胞誘導抗体 – Wikipedia

麻疹抗体 十分な量があった! 驚き!

2月頃に麻疹の抗体検査を受けました。麻疹が流行っているからでしたが、はしかに罹った記憶もなく,IgGも低いので期待しておりませんでした。が、結果は十分な抗体ありとのことでした。IgG EIA検査というものでEIA価が16以上あれば十分な免疫ありのとこ23.9とのことでした。検査をお願いした近所の先生も、DLBCLで長年お世話になっている先生も”輸血のお陰”との認識でした。定期的にポリグロビン輸血を受けていますが、抗体も一緒に輸血された形の様です。献血をされた方々、ありがとうございます!

今回も最後までお読み戴きまして有難うございます!

ブログランキング参加中です 良かったらポチっとお願いしますにほんブログ村 病気ブログへ
にほんブログ村